漆黒のダイヤルは初代に捧げるオマージュ――風格漂う「グランドセイコー」腕時計110周年限定モデル
現セイコーのルーツである服部時計店が、国産初の腕時計を完成させてから110年。節目の年を記念して、グランドセイコーより「セイコー腕時計110周年記念限定モデル」(181万5000円、消費税込)が登場。漆黒のダイヤルが初代グランドセイコーの端正な表情を強調します。
●国産初のスーパーコピー時計「ローレル」誕生から110年。節目の年を祝うアニバーサリーモデル
時は1881(明治14)年、西洋の生活文化が一気に流入してきた文明開化の時代に、西洋時計の修繕・販売により事業を興した服部時計店(現セイコーグループ)。1892年には精工舎を創業し掛時計の製造に着手し、1895年には懐中時計を、1899年には目覚置時計を立て続けに完成。やがて1913(大正2)年には、国産初の腕時計「ローレル」を完成させることとなる。
国産腕時計第一号としての遺産的価値に加えて、その開発・製造プロセスにおいても、以降の日本の機械技術と産業の発展に大きく寄与したローレルは、後年その功績に対して日本機械学会より“機械遺産”の認定を授けられている。
このローレルの誕生110年を祝して、セイコーでは昨年末より各ブランドからさまざまな特別モデルをリリースしている。今回グランドセイコー Elegance Collectionから発表された「セイコー腕時計110周年記念限定モデル」(181万5000円、消費税込)も、そんなアニバーサリーモデルのひとつとして登場するものだ。

国産漆、高蒔絵、チタン合金に鎧織… 新旧の技術の粋がこの1本に結晶
ベースになっているのは2020年にグランドセイコー60周年を祝してリリースされた「初代グランドセイコーデザイン復刻モデル」で、ムーブメントも他の復刻モデルと同じく、薄型スリムな手巻き式ムーブメント“キャリバー9S64”を搭載。
ケースサイズも他のモデルと同じ38mmだが、やはり視線が注がれるのは優美なブラックダイヤルだろう。荘厳さすら感じさせる艶やかな深い漆黒とボリューム感のあるゴールドの組み合わせには、日本古来の装飾技法である黒漆と高蒔絵の技術が用いられている。
これまで幾度となく漆ダイヤルモデルをリリースしてきたグランドセイコーは、希少な純国産漆をブランド専用に調合することにより、特に奥行きのある漆黒を表現。さらにその漆の上に施されたバーインデックスと「Grand Seiko」のロゴには高蒔絵の技術を採用、漆を一筆一筆塗り重ねた上に金粉を蒔いて磨きあげるという手の込んだ装飾は、金沢在住の漆芸家・田村一舟氏の手により製作されたものだ。
一方ケースの素材には、グランドセイコー独自開発のチタン合金“ブリリアントハードチタン”を採用することで、軽さと美しさを両立。従来のチタンを超える白い輝きが、ダイヤルの漆黒をいっそう際立たせている。
さらにストラップには、かつて武士の鎧兜を編み上げるのに使用された鎧織(よろいおり)と呼ばれる伝統的な技法をグランドセイコーとして初めて採用している点も興味深い。
吟味された素材と新旧さまざまな匠の技を採用しつつも決して華美にならない端正な表情には思わず溜息が漏れる。セイコーが積み上げてきた110年の歴史に捧げるオマージュにふさわしい、風格漂う一本だ。
●製品仕様
■グランドセイコー Elegance Collection セイコー腕時計110周年記念限定モデル
価格(消費税込):181万5000円
ケース径:38mm
ケース厚:10.9mm
ケース:ブリリアントハードチタン
ストラップ:鎧織ストラップ・ブリリアントハードチタン(ワンプッシュ三つ折れ方式)※替えストラップ付
ガラス:デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)
ムーブメント:手巻式 メカニカルムーブメント キャリバー9S64
駆動時間:パワーリザーブ 約72時間
防水性能:日常生活用防水(3気圧防水)
販売数:世界限定500本(うち国内100本)
発売予定日:2023年2月24日











